Tecnologia Myrtha

ベースフレームはプールの外周を囲み、ボルトで固定されたスチール製のパーツで構成され、壁パネルを支える構造となっています。ベースフレームはケミカルアンカーを使ってコンクリート基礎にしっかりと固定され、完成したプールが水平になるように調整することができます。耐久性のあるPVCをラミネートしたモジュール式のステンレスパネルがプールの壁を形成します。航空宇宙産業と同じように、フレームの組み立てには溶接部を使用しないことで、溶接による腐食で構造的な弱点にならないような設計となっています。

プールの壁には、ステンレスのパネルを使用しています。パネルの表側は硬質PVC層でラミネートされ、裏側はクリアコートラミネートで化学物質や周囲の環境から保護されています。パネルはベースフレームとボルトで固定されています。ステンレス鋼とPVCを使用することで、溶接を必要とせず、構造的な腐食のリスクを排除しています。

各パネルの接合部は垂直方向に補強されており、ステンレス製のバットレスを使用することで、構造に剛性と強度を与えています。各バットレスはコンクリート基礎に固定されています。このようにして作られたプール構造は、強度と柔軟性を兼ね備えているため、地震地帯や不安定な土壌など、地盤の状態が悪い場所に設置するのに適しています。

Myrtha Pools のオーバーフローガターは、ウォールパネルと同じくステンレスとPVCの組み合わせで作られています。越流水による音を抑える、静かなオーバーフローを実現し、殺菌剤の無駄な蒸発を抑えるために、側溝の壁の1つを傾斜させて斜めの流れを作る設計をしています。オーバーフローガターは特許を取得しており、UNI EN 13451シリーズの規格に準拠しています。

従来のパネル構造のプールでは、壁のパネルとパネルの間に継ぎ目ができます。完全な防水を実現するために、パネル間の継ぎ目にも浸透するPVC液を使ってパネルを接着し、完璧で長期的な密閉性を実現しています。

パネルの接合部はすべて、液状PVCまたは強化PVCテープでシーリングされ、防水性が確保されています。接合部は高い防水性が保持され、パネルの表面は継ぎ目の無い均一な壁に仕上がります。

Myrtha Poolsの床は、滑らかなコンクリートスラブで形成されています。このスラブは、プールの水圧を考慮して開発された強化PVCシート（Myrtha Evolution）を使用して防水されており、対候性に優れています。プールの底部にレーンマークを設置するには、黒の塩ビ塗料を塩ビシートの床に塗装する方法や、黒のセラミックタイルやガラスタイルを接着剤で張り付ける方法があります。

プールの仕上げは、デザイン性を高めるだけでなく、プール本体の機能的な役割も果たします。モザイクやタイルでプールの上部を覆うことは外部環境から守ることになります。下部の壁が保護されると同時に、自由なカスタマイズが可能となります。